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平成30年度 第2回

2018年10月12日(金) 15:15〜  
地磁気観測所大会議室

講演者 小山 崇夫 (東京大学 地震研究所 火山センター)
講演題目 伊豆大島における電磁気連続観測
講演要旨 伊豆大島三原山ではここ200年間ほど中規模(VEI=2)以上の噴火活動がおよそ35年ごとと極めて整った周期でおこっており、1986年噴火から30余年がたった現在、近い将来の噴火活動が危惧されている。東京大学地震研究所のグループでは、半世紀以上に渡り、電磁気連続観測を実施してきており、86年噴火の際には、火山活動に伴うと考えられる噴火に先行する消磁現象や比抵抗変化をとらえることに成功したことが知られている。本会では、その後の観測・解析の継続・高度化による次期噴火に向けての取り組みについて紹介をする。特に最近では、三原山下の比抵抗変化検出に向け、人工電流源を用いたCSEM連続観測、通称ACTIVEを実施している。また、カルデラ内の磁化分布を高解像で調べるため、無人ヘリによる低空稠密観測を繰り返し実施している。従来の観測網とこれら新規の観測システムの解析結果を統合して、次期火山活動に向けどのように取り組むべきか紹介・議論をおこないたい。


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