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ホーム > 刊行物 > 地磁気観測所テクニカルレポート > 地磁気観測所テクニカルレポート 第10巻 第01号 > 大気電場観測室周辺の環境変化による観測値への影響 ―数値計算による竹薮伐採の影響量の見積もり―

地磁気観測所テクニカルレポート 第10巻 第01号, p.1, 2013年2月


大気電場観測室周辺の環境変化による観測値への影響 ―数値計算による竹薮伐採の影響量の見積もり―


長町信吾,外谷健,吉武由紀


要旨

 柿岡における大気電場の観測値は1990 年ごろから減少傾向にある.周辺の竹薮の成長がその一因であると考えられるため,2009 年8 月〜 10 月にかけて周辺の竹薮の一部を伐採した.
  竹薮の伐採によってどの程度観測値に影響を与えるかを見積もるため,伐採前後に対応する境界条件および,竹薮が一切無かった場合の境界条件を仮定して理論計算を行った.竹薮が一切なかった場合は,平面更正係数として1.26 程度になるという結果を得た.写真記録からは観測開始当初は竹薮は無かったと考えられ, 現在まで継続して使われている平面更正係数1.3 と調和する結果であった.また,伐採前での平面更正係数は約2.52,伐採後では約2.17 となり,伐採後は伐採前に比べて約2 割ほどの観測値の増加が見込めると考えられる.また,伐採直前は竹薮が無かった場合に比べて観測値は約1/2 に減少しているという結果になる.近年の観測値の減少は竹薮の成長による影響と永年的な変化が重なって現れているものと考えられる.



[全文 (PDF; 日本語; size:2406KB)]


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