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地磁気観測所要報 第13巻 第01号, p.63, 1968年9月


日本付近の地磁気経緯度を求める早見表


久保木忠夫


要旨

 最近地球内部の構造を調べるため,臨時の地磁気観測所が多くつくられた.このため観測所の地磁気経緯度を計算する機会が多い.この計算式は簡単なものであるが,無味乾燥で,計算に誤りをおかしやすく,計算に要する時間も短くない.
  このためきわめて簡単に求められる便利な早見表を作成した.この表の使用法はきわめて容易で,地磁気経度Λ・緯度φ・計算上の偏角ψを求めるのに要する時間はわずか数分であり,求めた値の誤差は約±O.6'できわめて正確である.
  早見表は15組の表で構成されている.原点の北地磁気極の経緯度を291.O°E,78.5°Nとして,地理的経緯度1°毎のΛ.φ・ψの主値に,’の補正値を2個づつ加算するだけで暗算でも求められる.もし原点をずれた値にしたいときは,それにさらに2個の補正値を加えればよい.このほかに度分換算表,比例捜入表がある.
  この早見表は三角関数を用いる計算式とは異って,単なる加算だけで求めるものであるから誤り計算をすることが全くない.
  また現在使用されている日本の各観測所の地磁気経緯度の値を示し,その2,3の問題点を述べた.また誤差に関する計算についても少しふれた.



[全文 (PDF; 日本語; size:1711KB)]


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