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柿岡といわきにおけるCA変換函数の同時比較
佐野幸三,仲谷清
要旨
柿岡といわき(福島県)の2地点におけるJuly 1977よりMar 1978期間の変換函数の同時比較を行なった.変換函数の算出法は,個々の地磁気擾乱についてフーリェ解析を行ない,最小2乗法によるもので,両地点とも全く同じである.この同時比較の主な結果は次のとおりで,いろいろと興味ある重要な結果がえられた(今回はAu,Bu実数部変換函数に関するもののみ). (1)両地点における変換函数の時間的変化は,非常に平行性のある特性を示している. (2) これらの平行性のある時間変化は外部要因によるものなのか,内部要因によるものなのか確かなことは結論できない. (3)柿岡といわきの変換函数の一般的な周期特性も,かなり類似している(特にAuの場合).