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地磁気観測所要報 第24巻 第01号, p.25, 1990年12月


低緯度オーロラに関連する地磁気変化の特性


角村悟,上井哲也,山田雄二,長谷川一美,福井史雄,豊留修一,桑島正幸


要旨

 日本北部で,大きな磁気嵐の際に観測された低緯度オーロラに関連する地磁気変化の特性が,低緯度での地磁気データを元に調べられた.磁気嵐の主相中で,オーロラの強まりに同期して,2種類の型の地磁気変化が観測された.第一種は湾形変化であり,第二種は,広い経度範囲で同時にH成分の増加が見られることから,磁気圏の圧縮によるものらしいと考えられる.第一種はTinsley他(1986)の解析例と同様であるが,第二種は今回新しく見出されたものである.第一種の機構を明らかにするための取り組みとして,地磁気毎秒値を活用して,短周期(約40秒以下)のPi2脈動が発生する際に低エネルギー電子の降下が引き起こされるであろうことを示した.



[全文 (PDF; 英語; size:574KB)]


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