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平成30年度 第1回

2018年06月06日(水) 15:15〜  
地磁気観測所大会議室

講演者 藤井 郁子 (気象大学校)
講演題目 日本周辺の地磁気誘導電場の分布
講演要旨 地磁気擾乱に伴って地中に電場が誘導されると、送電システムやパイプラインなどに地磁気誘導電流(Geomagnetically Induced Current:GIC)が流れる。GICは、電力依存社会に大きな障害をもたらす送電事故要因として、主に欧米諸国など地磁気高緯度地方で深刻な問題として認識され、研究が進められてきた。一方で、日本のような中緯度地方では、GICは小振幅であると考えられてきたため、研究・観測例が少なく、どのような性質を持つのか詳しく把握されていない。 最近になって、極端現象がもつ危険が注目されるようになると、大規模な地磁気擾乱時におけるGICは日本でも潜在的な災害要因になる可能性が認識されるようになった。気象大グループでは、数年前より、数値的手法とデータ解析の双方の観点から日本におけるGICの研究を進めている。今回は主に、日本周辺の現実的な電気伝導度分布を取り入れた、地表面に誘導される電場の数値計算結果について紹介する。


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