ナビゲーションをスキップ
Sano, Y.
Time Changes of Transfer Functions at Kakioka Related to Earthquake Occurrences ( I )
Memoirs of Kakioka Magnetic Observatory, Supplementary, Vol. 8, pp. 1-25, March, 1980
要旨
柿岡地磁気観測所では KASMMER システムの完成により,精度の高い地磁気毎分値の利用が可能になった.そこで1976年6月頃より,このデータを用いた多くの周期成分のCA変換函数の定常的な解析を行ってきている.これは柿間のCA変換函数を常時監視し,地震等に関連したその時間的変化持性を詳細に研究しようとするものである.この報文では現在までにえられた概略次のような興味ある解析結果について報告する. 比較的小規模(M=4~6)な地震に対しても.その前兆現象的なCA変換函数の変化が,個々の多くの事例からある程度見い出された.このことはさらに,解析期間に発生した比較的大規模な多くの地震についての重ね合わせ統計平均の“地震時間変化”から十分に裏付られた、これらの結果は1976,1977,1978年の各期間について,ほぼ矛盾のない同様な結果が求められており,まずは間違いのない事実だと思われる. 他方,柿岡のCA変換函数の時間的変化の中には,地磁気活動度(K-指数)に依存する部分もあるらしいこともわかった.これらは各周期成分,CA変換函数の種類などで特性が異なるようで,複雑な様相を示している.これらの特性は単なる誤差要因によって起こされたものとも考えられ,その詳細はまだ良くわからない.