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IGY中の磁気嵐のDst及びDSの解析(II)
佐野幸三,永井正男,柳原一夫
要旨
前回はIGY期間中1957年に起きた9個の急始嵐のDst及びDSの発達と減すいについての解析を行なったが,今回は更に1957年-1958年に起きた10個の急始嵐と2個の緩始嵐について解析を行なった. 前回の結果と同じようにDst場の発達と極光帯地方における平均のDS場の強度とは良い対応がみられる.即ちDst場の発達段階にはほとんど例外なくDS場も発達している.そして多くの場合これ等の現象は不規則且つ断続的に起っていることから,これは太陽微粒子流の複雑な構造によるものであろうことが考えられる.