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水平分力の減少とKpインデックスの関係
伴野登
要旨
地磁気擾乱の際に水平分力の減少する現象について, 1953-1958の柿岡に於ける観測値とKpインデックスを用いて調査した.結果の概要は次の通りであった. 1. 弱い擾乱の際も水平分力は減少する. 2. 減少の量は太陽黒点の多い時は少い時より大きい. 3. 減少量はKpの日合計が30を越えるあたりから急に大きくなる. 4. 擾乱による減少効果は数日続き,太陽黒点の多い時は少いときより長びく.