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地磁気観測所要報 第12巻 第02号, p.99, 1966年12月


柿岡地磁気観測所の構内の磁気測量結果


久保木忠夫


要旨

 柿岡地磁気観測所の構内の精密測量を1955年に行ったことがあったので,この結果を報告する.従来行われた結果とくらべると,細かい磁気異常がいくつも見つかった.これは地形からくるもので,一般に平坦な所は,等磁力線がゆるくなっている.とくに磁気異常と思われるものは,空中電気観測室の東側で鉛直分力−146γ,水平分力−93γ であった.これはおそらく井戸およびその吸水管の鉄によるものと考えられる.この外に30〜50γ くらいの磁気異常が数ケ所あるが,いづれも崖や凹地などの地形によるもので,本質的な磁気異常でない.
  磁気的に平坦な場所は,地形的にも高低差のない平坦な場所である.標準磁気儀室や新絶対室その他の観測室の回りは割合に平坦な所である.
  新しい観測室を作るときは地形的にも平坦な所にすることが望ましい.



[全文 (PDF; 日本語; size:1087KB)]


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