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柿岡における急始磁気嵐の特性
山口又新
要旨
IGY以降の資料をもちい,ssc振巾,ライズタイム,磁気嵐の最大Kインデクス,較差の柿岡における頻度分布を調査し,平均値を求めた.1924-1951の資料をもちいた結果と多少異なる点があるが,その原因を明らかにするにはより詳細な調査が必要である.又通常の磁気嵐資料に読取られている諸量間の統計的関係を,女満別,柿岡,鹿屋について調査した.急始の大きさが大きい程,統計的には,磁気嵐の較差も大きくなる.急始の大きさとライズタイムの関係は,他の研究者が低緯度地方および高緯度地方で求めた関係と相違し,この関係が緯度によって著しく異なることを示した.