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中緯度の地磁気日変化と等価電流系の変動
白木正規
要旨
IASY協同観測の一環として父島(27°06'N,142°11'E;磁気緯度17.1°N)において地球磁場変動の連続観測が行なわれた.この機会に日本の観測点の地磁気日変化を見なおした.そして,汎世界的な日変化の中緯度の特徴と共にいくつかの問題点が挙げられた. また,Sqを求める際に用いた個々の日の水平成分および偏角の日変化の違いを調べた.これから,同じ季節でも等価電流系の中心緯度と強さに大きな変化が見られることがわかった.