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IMFセクター構造と中緯度の地磁気日変化
白木正規
要旨
われわれの三つの観測所,柿岡,女満別および鹿屋の資料から,中緯度の地磁気日変化に対する惑星空間磁場(IMF)のセクター構造の影響を調べた.三地点における1958年〜1973年の地磁気三成分(偏角,水平成分および鉛直成分)の統計解析から,地磁気日変化の等価電流系の中心緯度や強さに小さいがはっきりしたIMFセクター構造の影響のみられることが明らかにされた.