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草津白根火山における全磁力観測
大地洸
要旨
1976年の草津白根火山の小規模の爆発以後,活動域とその周辺部に測点を設け,プロトン磁力計による繰り返えし測量を実施してきた.一方,火山活動は. 1982年10月から1984年5月までは活動的で,火山性地震の頻発と5回の水蒸気爆発があった. 筆者は1976年-1985年の測量の結果と火山活動の推移を対比して,活動域周辺の測点の全磁力変化は活動域地下浅部の熱による消磁又は帯磁に基因する変化として説明できることを示した.