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地磁気絶対観測の自動計測手法の調査 ─ベクトルプロトン方式を応用した方法─
徳本哲男,大和田毅
要旨
相互に直交する3組の補償磁場コイルとその中心に全磁力計を設置した装置および方位標,傾斜計を組み合わせて地磁気絶対値を測定する方法について調査した.方位標を用いて補償磁場コイルの作る人工磁場の正確な方向を求めることで偏角を測定することができる.偏角のみを測定する方法と,3成分をまとめて測定する方法とに分けて説明する.
2013年11月7日受領,2014年2月28日改訂,2014年3月3日受理