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地磁気観測所要報 第25巻 第01,02号, p.3, 1994年3月


柿岡標準磁気儀の新システム


角村悟,山崎明,徳本哲男,山田雄二


要旨

 柿岡の標準磁気儀(KASMMER)の変化観測測定器が1989-1992年にかけて4年計画で更新された.新しい測定器は高感度フラックスゲート磁力計1式およびオーバーハウザー磁力計4式とファンスロー・ブラウンベック・コイル3式の組み合わせである.前者は高分解能の毎秒値を,後者は安定した基線値を得るためのものである.約1年間にわたる調査観測の後,これまで20年間用いられてきた光ポンピング磁力計がオーパーハウザー磁力計と置き換えられ, 1993年4月より新測定器による定常観測が開始された. これまでスタンドアロンのミニ・コンピューター2式であったコンピューター・システムも,イーサネットで接続された7台のUNIXワークステーションで構成されるものへと更新された。この報文で我々は. KASMMERの新システムの設計を紹介し簡単な観測結果を報告する.



[全文 (PDF; 英語; size:1614KB)]


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